​京都わかくさねっとについて

ごあいさつ

 社会のなかで現実に困難な状況におかれている多くの女性がいます。その基本的な権利が守られていないのですが、その中に少女や若い女性の深刻な問題があります。非正規雇用や一人親家庭にあっていわゆる貧困の連鎖に絡みとられてしまい、十分な教育を受け就業する機会を失ってしまっています。この女性たちは偏見と差別の対象となり、性商品化や薬物依存などに巻き込まれてしまうこともあります。

 こうした生きづらさを抱える少女たちを支援するために、作家の瀬戸内寂聴さん、元厚生労働事務次官村木厚子さん、日本更生保護女性連盟会長千葉景子さんたちが全国ネットワーク「若草プロジェクト」を立ち上げられました。私たちはその活動に共感するとともに、京都においても同様の問題が見られることに気づかされ、2016年7月より更生保護女性連盟が主体となって「若草プロジェクトin KYOTO」事業として活動し実績をあげてまいりました。

 これからは、更生保護の枠を超えて支援の輪を広げて行きたいと考え、実際にその活動を広く展開していくためには、活動のプラットフォームとなる法人を立ち上げなければならないと思い至りました。そのために、「京都わかくさねっと」を立ち上げることにいたしました。

 私たちが目指しているのは、「すべての少女たちが、自分らしく心豊かに生きる社会」を作り上げることです。そしてその理想を実現するために、以下の3つのことが必要です。

1.困難な状況に陥らないようにするため、少女たちとの関係性を築き、少女たちの居場所を作る」

2.困難な状況にある少女たちに寄り添いその自立を支える」

3.少女たちの問題を理解し、寄り添うことができる、少女たちが信頼できる人を増やす」

 私たちは、ひとりひとりの少女の生きづらさに寄り添うサポート事業や居場所作りなどを活動の柱に事業を始めています。これらの理想は私たちだけの力ではとても実現できない大きな課題だということにも気づいています。その理想の実現のためには、志を同じくする多くの方々の力をお借りしなければなりませんし、ともに連携協力して問題解決の輪を広げていかなければなりません。

 緩やかなネットワーク「京都わかくさねっと」では、少女たちの問題について情報共有し、それぞれの活動に関する情報交換を行い、交流を深めるとともに、協働して問題解決に当たる機会を作ることができればと考えています。

 私たちの活動の主旨にご賛同をいただき、ネットワークでともに活動いただけるなら、大変ありがたく存じます。ぜひ、私たちのネットワークに共感をいただきそしてご参加いただくことを、心よりお待ちいたしております。

一般社団法人京都わかくさねっと(旧若草プロジェクトin KYOTO)

代表理事 齋藤 常子

理事   新川 達郎

理事   安保 千秋

名称:一般社団法人 京都わかくさねっと
設立:2016年7月(2018年12月に法人格取得)

 

目的
「すべての少女が自分らしく心豊かに生きられる社会」を作る


背景と課題認識
 社会構造の変化や地域力の低下に伴う繫がりの希薄化が若者の「生きづらさ」を増幅している。特に女性は一人親家庭や非正規雇用などの貧困の連鎖に陥りやすい環境にあり、中でも若い女性は性的搾取や性被害、DV被害にさらされやすいため親身に寄り添い支援するサポートが必要不可欠である。また、再犯防止等の支援は、これまで地域のボランティアが担ってきたが、多くの支援団体で従事者の固定化および高齢化による減少が顕著となっている。「生きづらさ」が原因の犯罪が増える中、コミュニティ社会の問題であり、地域での役割が問われている。

事業内容
・ 困難な状況に陥らないようにするため、少女たちとの関係性を築き、少女のための居場所を作る
・少女たちに寄り添い、自立に向けてその回復と育ちを支える
・少女たちの問題を理解し、寄り添うことができる支援者を増やす

 

体制
ボランティア等 30人

これまでの取組 
1. 京都市地域再犯防止推進モデル委託事業(2018~2020年度)

  ・寄り添い支援

  ・「京都の伝統産業をモチーフにした少女主体の参加型アントレプレナー塾」の

  ・2020.8.1「京都版カルトナージュを作って小商いをしよう」
  ・2020.9.8-22「京提灯を使ったインテリアの企画・製作・展示を体験しよう!〜」

  ・京都市地域再犯防止推進モデル委託事業の中で調査研究


2. 社会課題としての周知の取り組み

 公開シンポジウムやワークショップ、講演会の実施(年1〜2回程度)
・公開ワークショップー2016.10.29 
「少女たちのいま 保護観察官からみた現代社会」(講師:北村千裕氏)
・第1回公開シンポジウムー2017.3.2 
「絶望社会を生き抜く少女たちのいま」(講師:仁藤夢乃氏ほか)
・公開ワークショップー2017.10.21 
「少女の生きづらさと依存症はつながっている」(京都マック施設長・楳原節子氏)
・第2回公開シンポジウムー2018.1.23 
「回復へのとびら 生きづらさを抱える少女たちへ」(講師:大谷恭子、中村すえこ氏ほか)
・公開シンポジウム(男女共同参画推進事業)ー2019.1.26 
「若年女性をいかに地域で支えるのか『生きづらさからの脱出』(講師:鳥居、高橋直紹、山下耕平、松浦知恵、藤本遼、家入一真氏)
・映画「追憶」上映会とトークショー(講師:中村すえ子)ー2019.11.10 
 
・企画展「私たちは「買われた」展 in Kyoto」(2017.3.2-5)
・若者避難基地ワークショップ(2017年度:2回、2018年度:13回)


3. 街中での居場所づくり(2020年度~)
 京都府内4ヶ所にて、地域の中に少⼥たちが安心して相談できる居場所「わかくさカフェ」を開設。定期的な相談の機会の他、365日休める場所や食事の提供などを実施。少女たちが主体となって活動できる場としても活用。

・わかくさカフェ×hostelNINIROOM(週1回 / 毎日)
お昼寝場所・食事・生活用品の提供、定期的な相談機会の実施
(部屋利用13人(内宿泊2人)、食事利用111人、相談5人)

・わかくさカフェ×京都YWCA自立援助ホーム「カルーナ」(月2回程度)

・わかくさカフェ×happiness*café(月2回程度)

・亀岡わかくさネット(月1回程度)
 

皆様の寛大なご支援に感謝します。

皆様からのひとつひとつのご賛同が、少女たちの自立につながります。

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